ダイヤモンドプリンセスの損しないドリンクパッケージの選び方

ドリンクパッケージ

ダイヤモンドプリンセスに乗るとなったら、ドリンクパッケージをオーダーするかどうか迷うところだと思います。損はしたくないというのが人の真理なので、ドリンクパッケージが必要かどうかは大切なところです。

とにかく余計な出費はしたくないので安く済めばいいという人もいれば、とにかく重い飲み物を持って乗らなくて済むようなら多少の出費はいとわないという人もいるので、価格に対する価値観は人それぞれですし、必要になる飲み物の量も人それぞれです。

ただ、ドリンクパッケージが得か損かというのは、船内で個別に注文した時の値段がわかっていれば、自分に必要な水分量や酒量に照らしてある程度判断できるはずなので、船内のドリンク価格や飲み物の持ち込み制限などを経験を踏まえて紹介していきます。

ダイヤモンドプリンセスのドリンク持ち込み制限

アルコール

お茶やミネラルウォーターなどソフトドリンクに関しては、未開封のものであれば持ち込み制限はありません。ダイヤモンドプリンセスは外国船なので、日本茶は用意されていません。日常的にお茶を飲む場合は、ペットボトルやティーパックのお茶を持ち込んでください。

アルコールは客室で飲むことを前提に、750ml以下のシャンパンもしくはワインを成人一人1本持ち込むことができますが、持ち込めるのは最初の乗船地に限定されていて寄港地では持ち込むことができません。もし2本以上持ち込む場合やレストラン等で飲む場合は、開栓料として1本につき$15かかります。

船内のブティックでお酒が販売されていますが、購入しても船内で飲むことはできません。ブティックでそのまま保管され、クルーズ最終日に客室に届けられます。また、寄港地で購入したお酒も同様で、乗船時にスタッフに預けることになります。

クルーズの旅程によりますが、ソフトドリンクは寄港地で必要に応じて調達するくらいで大丈夫です。ただ、寄港地で観光に出ない場合は、ダイヤモンドプリンセスが接岸するところが埠頭で自販機もないということもあるので注意した方がよさそうです。

ダイヤモンドプリンセスの飲み物は1杯いくら?

ゼロ・モヒート

山の上など特定の地域に行くと物の値段が高くなる傾向がありますが、ダイヤモンドプリンセスにもそんなイメージを持っていませんか?持ち込み制限もありますし、豪華客船といわれるくらいなのでお高いのではないかと…。

実のところ、飲み物はそれほど値段が高いわけではありません。もちろん高級なお酒なども提供されているので1杯が価格が高いものもありますが、一般的なレストランで提供されるお値段と大きく違いはありません。

ドリンクメニューでおおよその相場感をつかんでください。

単品で購入すると18%のサービスチャージが上乗せされます。 

コーヒーのテイクアウトもできるLobby Barの価格

lobby bar menu

5階中央のアトリウム横にあるLobby Bar(ロビー・バー)のメニューです。

左が一般的なコーヒー類で右がバリスタお勧めコーヒーです。レギュラーサイズだと$1.25から$2.75なので、その辺のレストランで飲むよりむしろ安いくらいです。

紅茶メニュー

紅茶のメニューです。どれもを選んでも$1.25です。

スペシャルメニュー

上段はバリスタお勧めスペシャルティミックス、下段はハンドクラフトアイスティーです。

スペシャルティミックスは、バナナ風味やラズベリー風味など風変わりなコーヒーがあり、レギュラーサイズで$4.00です。フルーツティーなどのハンドクラフトアイスティーは、レギュラーサイズで$2.75です。

オープンデッキにあるトレード・ウィンズバーの価格

トレードウィンズバーメニュー

15階のオープンデッキにあるトレード・ウィンズバーのメニューです。

ビールメニュー

ほとんどのビールが$6.00~$7.00の間の価格帯です。

シャンパンメニュー

シャンパン・スパークリングワインは$8.00~$12.00くらいでちょっとお高めですね。

ノンアルコールメニュー

ノンアルコールカクテルは$5.50です。ソーダ類は$2.00です。

カクテルメニュー

カクテルは$8.00前後のものが多いです。

フローズンカクテルメニュー

フローズンカクテルは$8.75か$9.25です。

ウイスキーがメインのチャーチル・シガーラウンジの価格

ウィスキーメニュー

6階前方にあるチャーチルシガーラウンジのメニューです。ウイスキーがメインのバーですが、タバコが吸えるので人の出入りは頻繁です。ウイスキーは銘柄によって価格帯が大きく違いますが、一般的なもので$7.00前後が相場です。

世界のウィスキー

オーストラリアやニュージーランドのウイスキーは値段が張りますね。受賞歴のあるウイスキーも楽しめます。

ウィスキーフライト

ウイスキーフライトは言わば3種類のセット価格。$15.00と$25.00のコースがあります。

無料で飲める飲み物

無料ドリンク

有料ドリンクだけでなく無料で何が飲めるのかを把握しておくとドリンクパッケージを選ぶ際に役立つので、無料の飲み物も紹介しておきます。客室の冷蔵庫にある飲み物は基本有料です。

ダイニングルームでの食事の際は、タップウォーターとデザートのときの普通のコーヒーや紅茶は無料です。食事を始める時に飲み物のオーダーを取りに来てくれますが、必要なければ断っても問題ありません。

14階のブッフェレストラン『ホライゾンコート』に無料で飲めるドリンクが置かれていて、コーヒー、紅茶、オレンジジュース、レモネードを飲むことができます。早朝から夜遅くまで開いているので便利です。

ちなみにコーヒーはサーバーから直接注ぐのですが、「Coffee」と書かれているものと「Coffee Decaf(ノンカフェインコーヒー)」と書かれてる2つサーバーがあります。「Coffee」と書かれている方のコーヒーは、アメリカンをさらに薄くしたような感じで本当にマズいです。お気を付け下さい。

ホライゾンコートにあるような飲み物は、ルームサービスでも無料で提供されています。ホライゾンコートで飲み物をマグボトルに入れている人も見かけますが、どうせやるならルームサービスを頼んで部屋でマグボトルに移す方がスマートです。

ドリンクパッケージをオーダーしてみた結果

オープンデッキ

ダイヤモンドプリンセス5泊6日の旅で実際にドリンクパッケージをオーダーしました。損得で言うと得にはなりましたが、オーダーして良かったかというと、ちょっと微妙です。

オーダーしたのは、炭酸飲料やノンアルコールカクテルが飲み放題のクラシック・ソーダパッケージと4本分の値段で5本飲めるハイネケンビールのパッケージ、同行した友人がクラシック・ソーダパッケージとプレミアムコーヒーを15杯飲めるコーヒーパッケージです。

ドリンクパッケージを選んだ理由

まず私は基本的にお酒が好きなのですが、毎日飲むというわけではありません。しかし、一度飲みだすと延々と飲んでいたいタイプで、飲み会などのときはお酒の種類を問わず際限なく飲みます。

ただ、40代半ばともなるとお酒を飲んでるときは感じませんが飲んだ後はかなり疲れてます。お酒を飲んでばかりになって、せっかくのダイヤモンドプリンセスの旅を無駄にしたくないので、飲みたい時に少し飲めばいいかと思い飲み放題のプレミアムパッケージはやめた次第です。

友人はあまりお酒を飲まない人ですが、ワインを2人で2本事前に購入して持ち込みました。それでもビールは飲みたくなるだろうということで、ハイネケンのパッケージだけオーダーし、足りなければ都度購入することにしました。

ソフトドリンクに関しては、乗船前にはルームサービスのことまで思い至らなかったですし、マグボトルをいちいち持って歩くのも面倒なので、船内のあちこちで気軽に飲み物をオーダーできるソーダパッケージを購入することにしました。炭酸飲料のほか、ノンアルコールカクテルやフローズンドリンクも飲めるので損は無いかなという判断です。

ノンアルコールカクテルを飲むならソーダパッケージは価値あり

ゼロ・モヒート

クラシック・ソーダパッケージは1日1,365円なので、7本くらいの炭酸飲料を飲むか3杯くらいのノンアルコールカクテルなどを毎日飲むと元が取れる計算になります。

ソフトドリンクのドリンクパッケージは炭酸系飲料しかないので、炭酸が苦手という人は購入しないと思いますが、そもそも炭酸の入っていないソフトドリンクはほとんど販売されていないので、お茶やジュースは用意しておいた方が良さそうです。

最初は炭酸飲料を飲んでいたのですが、途中からゼロ・モヒートというノンアルコールカクテルが甘すぎないのでお気に入りになり、たまにフローズンドリンクを飲むくらいでほとんどゼロ・モヒートを飲んでいました。

実のところ、ドリンクパッケージはいらなかったかなと思ってます。船内のドリンク価格を知らなかったので最初からお徳かなと考えていましたが、かえって飲むものが制限された気がします。

購入してたので、やはり損したくないという気持ちもあったのでしょう。それほど飲みたいというわけでは無くても気軽に注文してたのですが、その時々で飲みたいと思うものは違うのに、とりあえずドリンクパッケージに含まれるものの中から選んでしまいます。

おそらく好きなものを飲んでいても金額的には大きく変わらなかったように感じます。今回はゼロ・モヒートがお気に入りになったので損した気分にはなりませんが、次回はフリードリンクでいこうと考えています。

使い切れなかったコーヒーパッケージ

アイスコーヒー

ダイヤモンドプリンセスで飲める無料のコーヒーはおいしくない。という情報があちこちで散見されるので、コーヒーパッケージを検討している人も多いはずです。ただ、コーヒーパッケージは、ちゃんと理解して購入することをおすすめします。

  • 有料のコーヒーがというわけではなくプレミアムコーヒーが15杯飲める回数券
  • 有料ですが淹れたてコーヒーは無制限なのでカウントされない
  • サイズはレギュラーでもラージでも1杯は1杯
  • 個人での使用になるのでプレミアムコーヒー2杯は同時に注文できない。しかし、プレミアムコーヒーと淹れたてコーヒーは同時に注文してもOK

私はコーヒーは好きですが普通のコーヒーがあればいいタイプで、あまり特別なコーヒーを好みません。いろいろ言われてますが、仮にも豪華客船のブッフェで提供されているものなので、おそらくブッフェのコーヒーで大丈夫だろうという判断で購入しませんでした。

友人は私とは逆にプレミアムコーヒーが大好き。有料コーヒーの価格も知らず、利用ルールもわかっていなかったので、とりあえず買うと言って購入しました。結局のところ3杯分くらいは余ってしまったのですが、コーヒー自体は15杯以上オーダーしてます。

損得で考えるとコーヒーパッケージが4,207円なので1杯当たり約280円の計算です。おおよそ1杯$26以上のものを15杯飲めば元は取れるので、ラージサイズのコーヒーやハンドクラフトアイスティーを飲んでいくと得になります。

ただ、1日2杯飲んでも5泊6日では12杯しか飲めないので、よほどコーヒーにこだわりのある人や長期クルーズでなければ必要ない気がします。そもそも都度購入しても価格が安いですしね。

客室専用のビールパッケージはお得

ビールパッケージ

4本分の価格で5本もらえるビールパッケージは、それくらいは客室で絶対飲むという人には間違いなくお得なパッケージです。単純に1本分安くなるわけですからね。

乗船前にオーダーしていても任意のタイミングでルームサービスに持ってきてもらいます。氷のいっぱい入ったワインクーラーで届けてくれるのですが、5本いっぺんに持ってこられるので、すぐに全部飲まない場合は結局冷蔵庫で冷やしておくことになります。

ここで面倒なのが栓抜きが備え付けでは置いてないこと。ビール1本開けるのにいちいち手間を取らせるのは気が引けるので、あらかじめ小さな栓抜きを用意しておくのが良さそうです。

今回は本当に偶然なのですが、友人が便利品として持ってきていた磁石が実は栓抜きだったので助かりました。これには笑ってしまいましたね。

無理にドリンクパッケージを選ばず優雅に楽しむ

ムービーアンダーザスターズ

私たちがドリンクパッケージをどうするか悩んだのが、船内でのドリンク価格がわからなかったからなので、だいぶイメージはつかめたのではないでしょうか?価格的には豪華客船だから高いというわけでもないので、結果的にオーダーしなくてもよかったというのが正直なところです。

食事や周りの雰囲気に合った飲み物ってあると思います。せっかく日常を離れ、非日常を存分に楽しめるのが船の旅なので、どうせならその場の雰囲気に流されてみるのもいいものです。

オープンデッキのサマーベットでカクテルを片手にのんびりしたり、吹き抜けのアトリウムで豪華客船の雰囲気を味わいながら優雅にコーヒーを飲んだり、ダイニングのフルコースに舌鼓をうちながらワイングラスを傾けたりと、ぜひそれぞれのスタイルに合ったドリンクを自由に選んでダイヤモンドプリンセスの旅を楽しんできてください。

ダイヤモンドプリンセス

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2019-08-03